Led Zeppelin「Mother Ship」

　　遂に遂に、ZepのBest盤「Mother Ship」を散々迷った末、本日購入した。爺さんたちの小遣い稼ぎに協力するのは嫌だとほざいたり、悪態つきながら結局買うこととなった。ZeppelinのBest盤は「永遠の詩The Song Remain the Same」と「BBCライブ」を既に持っていたし、今さらという気持ちが強かった。だけど最新リマスターという言葉と雑誌を見ていると「買え！」と囁いている。明日、「Lapita」の齊藤編集長に会うことでもあり・・話題作りに、と理由づけて買うこととした。初回限定盤でDVD付きのもあるはずだったが、既に完売とのことで無かった。無いとなると、何故早く買わなかったのか、と思うが、結局音楽DVDは観ないのでこれで良かったとも思う。たかがCD1枚買うのに迷ったり、つくづく馬鹿だな〜と思う。
　Zeppelinは高校1年からズッポリはまっていた。たいがいZeppelin派かPurple派かに分かれるが、僕はZeppelin派だった。ELPやKing CrimsonやQueenも大好きな浮気なZeppelin派だった。時にどちらが優れているかで議論になる。お互いに議論が決裂して口を聞かなくなる奴もいた。若いって馬鹿なことだと思う。個人の趣味の問題で、そんなの関係ね〜だろ。
　Zeppelinを盛んに聴いていた頃、新宿の大都会で怠惰な生活を送っていた。授業をさぼって、名画座をはしごし、街を彷徨っていた。ある科目の出席日数が足らず、単位を落としそうで、2年に進級できるか、不安だった。その後しばらく、大人になってからも、高校時代の単位不足に脅える夢をみた。それなので当時の自分にはあまりいい思い出はない。だけど、そういう怠惰な自分も自分なのだと、最近容認できるようになってきた。あの時代があったから、その後の自分があって、今の自分がある。（「今も充分怠惰です」って声が聞こえてきそう）こうして何度も「ロックンロール」や「ハートブレイカー」や「天国への階段」に酔えるのもあの怠惰な時代があったからだ。
　先月(07.12.10)のLondonでのボンゾJr.を加えての1日だけの再結成公演、たぶんそのうちDVDで発売されるのだろうけど、是非観たいものだ。フジTV「とくだね」で少しだけ放送したけど、皺だらけになったRobert Plantと今でも十分カッコいいJimmy Page。John Paul Jonesはたぶん映っていなかった。ちょっと見ただけなのに興奮した。たぶん、若い頃刷り込まれた感覚は一生忘れないんだろうね！