神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

世界同時株安に思う-株式相場は難しい! 

macky-jun2008-01-17

 いつもは水曜日に仕事後、ジムに通っていたが、今週は4日と短いこともあり、木曜日の「ハイローコンボ」というクラスに出た。ハイインパクトローインパクトの動きを組み合わせたエアロウォークだ。こころなしかいつもより男性の人数が多い。しかも率先して前のポジションを取っている。先生が来てみて、納得!若くて、美人で、優しく、かつ低姿勢で極めて感じがいいんだ〜。おまけに踊る動作が軽やかで可憐でバレリーナのようだった。とても楽しい時間を過ごせました。まるで、Shall we dance?の世界だね。陽子先生、また来ます!
 世界同時株安となっており、株価がいっこうに下げ止まらない。ついに2003年の底値脱出以降、最安値を更新したらしい。日経平均が13,000円台となり、年初から早2,000円近くも下げた。一方で割安株目指し、長期投資家の買いも出始めて、売買は膨らんでいるようだが長続きしない。サブプライム問題発生以降、半年近くにもなるのに底値が見えない。他国の問題であったはずなのに昨年は日本株のダメージが大きく、世界で2番目の下落率だったようだ。いったいどこまで下げるのか、何が反転材料となって、いつ頃流れが変わるのか?
 株式市場がこんな感じだと、つい悲観的なムードが支配し、元気が出ない。株価の上げ基調での富効果(資産効果)とはよく言ったもので、売却益を確定したわけではないのに、株価が上がっているだけで何となく社会全般が明るく、楽観的ムードとなり、つい財布のひもも緩み、消費にもいい効果をもたらす。現在の局面はこの逆でしかも下げ幅が物凄く大きい。ここ半年で半値以下に下げた銘柄も多い。貧窮効果とか貧乏効果とでも言うのだろうか?
 W.バフェットや澤上篤人さんは成長株をじっと永久保有しろとか、長期保有しろとか言われる。ならば、今は資金さえあれば、割安株仕込みの絶好のチャンスだ。しかしその肝心の資金がないので、残念ながら唇かんで悔しがるしかない。
 株は売り時が難しい。更に上がるだろうという欲が売り時を誤る。投資家心理としては直近でつけた高値より低い価格ではどうしても売りたくない。それを超えられずにズルズル待って、結局損失を拡大してしまう。損切りはビジネスとしてはともかく個人投資としてはなかなかタイミングよくできないように思う。
 株価トレンドのどこがバブルで、どこが底値なのか、後で辿れば当然わかるが、その渦中にいるとわからない。PERを見るのか、PBRを見るのか、どの位の水準を平常値と見るのか。我々はある意味で株については専門家であるはずだが、難しいとしかいいようがない。株式市場はとてもタフだ。いろいろな要素が複雑に絡んでおり、またその要素変数のウェートづけが常に変動している。タフな相手であるが故に面白いとも言えようが、翻弄されウロウロ、オロオロするばかりだ。