神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

付録つきマガジンは蟻地獄か

macky-jun2012-01-26

  デアゴスティーニ小学館に代表される付録つきのマガジンが流行っている。付録にはCDやDVDや工作セットの部品(機関車、自動車など)が付いている。マガジンよりも付録目当てで買うのが普通なので、主役は勿論付録である。通常は隔週刊で発行され、初回のみ限定価格ということで通常価格の半値というプライシングが肝である。要は最初の異常に安い価格でまずは顧客をゲットしてしまい、あとはどこまでついてきてくれるかといったところだろうか。マガジン用バインダーを買わせて、確実に囲い込もうという戦略もあるようだ。一度買ったら抜けられない。俺はこれを蟻地獄戦略と呼んでいる。
 次から次から手を変え品を変え、新シリーズが出てくるからその企画力には感心させられる。これまで我が家では「太陽系の天体モデル」シリーズは最後まで続け完成に至ったのだが、結構高いモノについたようだ。小学館の「落語昭和の名人決定版」CDマガジンは1回目の古今亭志ん朝のみ買ったし、「寅さん映画DVD」シリーズも初回のみ買ったというチェリーピッカー(いいとこどり)だった。
 今はデアゴスティーニから出ている「バレエDVDコレクション」に妻が嵌まっている。元々妻も私もバレエ好きであり、映像もかなり収集してきたのだが、昔からなのでVHSやLDや8ミリビデオが大半である。これらアナログソフトをデジタル変換しなければというのが、我が家の懸案事項として重くのしかかっていた。
 方々、SONYが8ミリビデオ機の生産を昨秋取り止めたニュースを聞いた途端に、我が家の8ミリビデオ機がぶっ壊れたのだ。いやいやどうしたものか、と悩んでいたのだった。その最中に「バレエDVDコレクション」が出てることを知ったのだった。1冊1990円だが、通常のバレエDVDを買うことを考えればかなり安価である。それで既に9巻発行されていたがまとめ買いし、品切れになっていた半値の初回盤「白鳥の湖」も昨日本屋から連絡があり、ようやく入手したところだ。
 全50巻というから先は長い。隔週なので2年以上はかかることになる。妻にとっては2週間毎に楽しみが訪れるわけで、いいことずくめである。この間、機嫌がよかったらいいなあと願っている。