９・１１と３・１１

　　昨晩は昨年度私が大学院で教えた生徒達が集まって、会を設けてくれた。池袋駅前のTAPAに懐かしい顔が集結した。しばし近況を交換し合った。T嬢は6月に結婚し、税理士資格も取得し登録されたとのこと。Ｉ君は被災地にボランティアで赴き、人生観が大きく変わったとのこと。美味しい浅草の和菓子芋きんを持ってきてくれたY嬢も、幹事をやってくれたA君も生き生きとして充実しているようだった。皆それぞれ元気だった。修士論文が進んでいる者、進んでいない者・・・さまざまだ。教え子たちとの再会は嬉しいものだ。私が教わった先生たちもそんな気持ちで、私たちを迎えてくれたのだろう。このクラスは議論活発で楽しい授業だった。これからも教室を替え、酒の席で授業は続く。この日来れなかったメンバーも加え、また忘年会でもやろうと別れた。
　女子サッカー五輪予選の最終戦があった。この日もなでしこは1-0で中国を下し、勝ち点13の4勝1分けで首位通過した。選手の疲労から内容は必ずしも充足感がなかったが、終わってみればこの成績であり、素晴らしい。強いチームというのはどんなにコンディションが悪くても、兎も角、負けない試合をする。やはりＷ杯チャンピオンチームは違う。前回、既に五輪出場を決めていた日本はメンバーを7名も入れ替え、控え組のアピールする場となった。圧倒するまではいかなかったけど、まずはほっとしました。なでしこの皆様、本当にお疲れ様。
　この日は９・１１の10周年、そして３・１１から半年。テロの予告などがあり、世界中で緊張感が走ったが、無事何も起こらずに済んだようだ。ＮＹのワールドトレードセンターのあったグラウンドゼロで追悼式が行われた。あれから早くも10年である。そしてつい先日起こった震災からも半年も経つ。時間の経つのは早い。しかし、このこの悲惨な経験は風化させてはいけない。
　明日は中秋の名月。今晩も真丸のお月さまが輝いている。満月を見ながら、平穏な世界がどんなにいいものか、平和のよさを噛みしめてみたい。