またまた新首相誕生

　 日本の新首相が誕生した。民主党から2年で3人目、日本ではここ5年で6人目。日替わりならぬ1年替わりの首相である。野田佳彦（54歳）、現財務相であるが、どんな人なのかはよく知らない。そのうち嫌でも知るようになるだろう。首相が替わる度に言っていることだが、暫くはおおらかに見てやって欲しい。足を引っ張るのだけはやめて欲しい。マスコミには特にお願いしたい。
　それでなくても海外諸国からはコロコロ替わる、我が国の代表に呆れ返っていることだろう。「どうせこいつと交渉しても、来年は替わっているだろう」と他国の代表からは相手にされていない。そうだ、野田首相の任期は菅前首相の残りであり、来年の9月までだ。だから、また1年交替の首相が続くことになる。
　それにしても1年半かけて政策論争を繰り返し、選ばれる米国の大統領と、今回のように一夜漬けの様な政策論争を２〜３日、形式的に行なっただけで、民主党員400人程度から選ばれてしまう日本の首相。まるで学校の生徒会長選挙のようで、とてもおそまつだ。どういうことを首相になってやりたいかを真剣に考え、信認を得た結果ではなく、まずともかく首相になりたいが先にきているようだ。1年しかもたない首相はその選び方に問題があるようだ。