神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

あきらめないことの強さ

macky-jun2011-07-17

  素晴らしい試合を観た。なんという凄まじい試合だっただろうか。ハラハラドキドキ、心臓バクバク、二度死んで二度生き返った。途中何度、ダメかとあきらめたことだろう。最後まであきらめなかったなでしこジャパンが最高の栄冠を手にした。
 いつも目覚まし時計を使わない私が3時半に合わせて起き、3:45のキックオフを迎えた。いきなり米国の怒涛の攻撃が続くが、何とか守り抜き、0-0で前半終了。後半はモーガンのカウンターでリードを許すも、宮間あや(とってもクレバーな大阪のおばちゃん)がこぼれ球を押し込み、生き返る。延長戦もワンバックのゴールであきらめかけたが、宮間のコーナーキック澤穂希の芸術的(神がかり)なアウトサイドステップのゴールでまたまた生き返る。
 PK戦はここまで頑張ってきた選手たちには残酷な勝負だが、流れは日本。案の定、GK海堀あゆみがいきなり足で止めるファインセーブ。以降、この海堀のプレスが効き、3本連続で止めた。最後は熊谷のシュートでなでしこジャパンの世界一が決まった。私にとっても懐かしのフランクフルトの地に、黄金の紙吹雪が舞った。
 それにしても得点王で、当然の如くMVPを獲得した澤穂希は素晴らしい選手だ。ボランチ(守備的MF)なのに最多得点。素晴らしいアシストで他の選手のゴールも演出した。球際にも強く、競り負けない。タフだ。守備もうまい。いずれにしろ傑出した選手である。
 この決勝戦は、シュートは米国27:日本14、コーナーキック米国8:日本4と圧倒されるが、ボール占有率では米国47%:日本53%とリード。ワールドランク1位の米国はさすがに強かったが、あきらめなかった日本は互角以上だった。北京ではメダルを目指すが一歩届かず、頂点を目指さないとメダルにも届かないことを知った。
 この大会を振り返ってみればイングランド戦は予定外の敗戦だったが、それがいいチェックポイントになった。ドイツ戦は奇跡の初勝利と言われたが、今から思えば順当勝ちとも言えるのでしょう。ワールドランク1位・2位を破っての優勝は堂々たるものです。あっぱれ、なでしこジャパン。ありがとう、なでしこジャパンです。