復興相の発言騒動

　 松本龍復興担当大臣がわずか９日で辞任した。被災地での不適切な発言で騒がれていたが、前の日まで辞任しないと言っていたにもかかわらず、それを翻して一転辞任となった。
　この人の発言を初めて聴いた時、とても違和感を覚えた。しかし、言っている内容を、普通の、良識ある大臣なら使うであろう、丁寧な言葉に変換してみると、そんなにおかしなことは言っていない。県知事に対して辛目・きつめなことを言っているが、内容自体はそんなに逸脱していないようだ。海外メディアでは外国語に翻訳されているだろうから、「え？これで何で辞任なの？」と驚いているに違いない。
　内容よりも発言の仕方、マナーの問題だろう。松本龍大臣は上から目線で、高飛車な言い方だった。何でこの人こんなに偉そうなの？と思ってしまった。同じことを言うのでも、相手を考えた言葉の選択、言い方が大事だということを改めて感じた。
　それにしてもこの人は就任会見でいきなりサングラスをかけたり、自ら「チーム・ドラゴン」と名のったり、辞任会見では謝罪は後回しで、無意味な歌手や作家の名前を挙げたり、最初から最後までズレまくっていた。民主党にはこんな奴しかいないのだろうか。