神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

暫く村上春樹に付き合ってみるか

macky-jun2010-12-17

 「ノルウェイの森」の結末にはガッカリした俺だったが、今日ブックオフで「海辺のカフカ」上下巻と「東京奇譚集」の村上春樹作品を単行本で、懲りずに買ったのだった。各200円であった。なんと、村上春樹の文庫本は105円コーナーには1冊もないのだ。片や同じ村上でも、龍さんの本はたくさんあった。これはその他のブックオフ店舗もそうだったから、社としてそうした販売方針を固めたのであろうと推測される。直近では「ノルウェイの森」の映画化、「1Q84」の大ヒット、そしてノーベル文学賞候補ノミネートと話題も多く、売れる要素満載で、いまや作家の中でも別格のようである。
 村上春樹の面白さというのは、まだ1作読んだばかりなのではっきり言ってよくわからない。この先読むものも、面白いかはわからない。しかし、わからないという世界を探求することに楽しみはある。老弱男女問わずに、村上春樹は人気である。だから、この作家には何かあるのだろう。それが代表作と言われる「ノルウェイの森」を読んだだけでは俺には分らなかった。確かに心理分析が細かく、哲学的なところは魅力的な小説ではあったが、同様に性描写も細かく辟易としたし、結末はあんなんでいいのかと思った。
 あっという間に12月も半ばを過ぎた。来週は中学仲間と忘年会をクリスマス前に行ない、今年を締める。「ノルウェイの森」の本を貸してくれと友人に言われ、あっさり快諾したのだが、今日帰ってきたら、机の上から同書が無くなっていた。おそらく、娘が持ち去ったのではないか。娘には正直なところ読ませたくない小説だった。