神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

鎌倉の一日

macky-jun2010-12-06

 昨日は鎌倉の友人に丸一日、当地を案内してもらった。9:53着の横須賀線に乗り、北鎌倉駅で待ち合わせをした。12月というのに陽気も良く、ホームは降りた観光客でいっぱいだった。駅のすぐ近くにある円覚寺をまず観る。途中、冠雪した富士山がよく見え、感激。幸先いいスタートとなった。地元精通者の友人は機転を利かし、参道を外し、秘密の裏道を教えてくれたので、混雑とも無縁で、おまけに拝観料さえ払わずに済んだのだった。紅葉の境内はとてもきれいだった。
 この後、亀ヶ谷坂切通しを抜け、今小路の「灯り」というお店で、美味しいランチを頂いた。私は真昼間から「熊本産の馬刺しと揚げ物定食」を食べ、ビールが飲みたくてたまらなかったけど、この後の行程を考え、諦めた。底脱の井(鎌倉十井)がある静かな海蔵寺を経て、化粧坂切通しを通って、源氏山公園に。
 ちょっとした山登り気分が味わえるハイキングコースとなっており、小高い丘の上には源頼朝公の大きな銅像が立っている。下ると、寿福寺の墓地に入る。ここは有名な人たちが多々眠っており、北条政子源実朝の墓は何とかわかったものの、観光客が嫌いな住職は殆ど案内板らしきものさえ出してない。
 そこに、老人が話しかけてきた。彼の話によれば、ここには陸奥宗光高浜虚子大仏次郎ビルマの竪琴の水嶋上等兵のモデルとなった人物らの墓があるとのこと。このタイミング良く登場した”ガイド翁”は、次々と親切にも案内してくれた。次第に周りのお婆さん達の一行も加わった。”ガイド翁”は何でも大正14年生まれの85歳なのだが、とても頭は明晰で、すらすらと知識が出てきて、ときに冗談を交え、笑いさえ取ってしまう、やり手の爺さんだった。
 川喜多映画記念館の脇を抜け、鶴岡八幡宮に入る。ここは先般、公暁の隠れイチョウで有名な樹齢1000年以上と言われた大イチョウが倒れてしまって騒がれた。その倒れて残った幹からイチョウの新しい緑の芽がたくさん息吹いていた。
 鎌倉の洒落た街並みを歩き、甘味処で休み、夕闇迫ってからは「あじたろう」という店員さんが感じのいい居酒屋で、居心地良く飲んでいたら、あっという間に時間が経っていました。天気も良く、心地よく疲れ、思い出深い最高の一日になりました。