日本の裏側からのいいニュース

　 朝早く起きて書いている。日本の裏側の国であるチリで感動的なことが起きている。昨日、午前中（日本時間）に624メートルもの地下の炭鉱から順番に救出が始まった。33人中、先程のラジオの報道では25人までが助けられた。予想を上回る速さのようだ。
　数十日間を地下の落盤した炭鉱の穴倉で共に暮らした33人は、とても団結が強く、33人全員が自分が一番最後に出ることを希望したらしい。また、救出後の病院では全員一緒の大部屋に入りたいと全員が希望しているとのことだ。
　おそらくいろいろな諍いやトラブルがあったことだろうが、それもいまや笑い話だろう。南米特有の人たちの陽気な顔が救出される度に、明るい気分にさせられる。閉じ込められている間に生まれたお嬢さんにつけられた名前が、エスぺランサ（スペイン語で”希望”）。
　到底無理だろうと思われた救出が、こうして現実になった。人間の力というのは偉大であると思った。希望を持てば、どんなことも可能になる。救出に関わった全ての人々に幸あれ。