神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

ぶらりひとり旅(西新宿編)

macky-jun2010-05-22

  昨日は有休を取って、免許証の更新に行ってきた。自慢じゃないが、前回5年前に続いてゴールド免許の優良ドライバーである。尤も4年前にパジェロを手放してからは、ペーパードライバーとなっているから、違反のしようもなく優良ドライバーに収まっているわけである。
 いつもの通勤経路とは逆に大江戸線に乗り、都庁前駅で下車。都庁第二本庁舎2階に新宿免許更新センターはある。機械的にものの20分ほどで手続きが終わり、30分の講習で終了。交通事故に関わる怖いビデオを見させられ、もう車の運転は止めてしまおうかと、毎回のように思うのだ。確かに自分のありとあらゆる運動能力は衰えているような気がするし、目も見えなくなってきたし、耳も遠くなりつつある。最近では家族からボケが進行している。認知症だと言われ、判断能力さえ衰えてきたような気もしてきた。若い時のような車に対する熱い情熱ももはやない。家族がレンタカーを借りてきた時でさえ、運転したいとも思わなくなってきた。もはや車とはおさらばする時なのかもしれない。
 せっかく休みを取って、都庁まで行ったので展望フロアに上り、東京の景色を眺めたり、2階に入っている三省堂で立ち読みをしたりした。珍しく時間に余裕があるので、まだ読んでいない村上春樹の「1984」第1章青豆の話を読んだ。本屋大賞を受賞した湊かなえの「告白」が面白そうなので、衝動買いした。笑ってしまうのはこの書店に、石原都知事コーナーと猪瀬副知事コーナーがあったことだ。猪瀬直樹の本はかつて結構読んだものだが、石原慎太郎の本は今後も読まないだろう。
 ぶらりひとり旅を気取って、都庁から中央公園を抜け、隣接する熊野神社でお参りし、かつてこの地にあった十二社(じゅうにそう)の池を想った。江戸時代初期に開発され、大小2つの池からなり、多数の茶屋ができ景勝地となり、明治時代には最盛期料亭・茶屋100軒、芸妓300名を擁す花柳界として知られた。しかし、1968年には埋立てられ、今は単なるビル街になっており、跡形も無くなっている。
 この後、昼飯を食べようと、前から通っていたトマトタンメンの美味い「白龍館」(西新宿5丁目)に行くが、残念ながら店は閉まっていた。今はランチ営業をやっていないようだ。50年続く店だが、再開発でビルの1階に入った。前は古い店だったが、異色なのはここのマスターがベーゼンドルファーのグランドピアノを演奏してくれるのだ。トマトタンメンとグランドピアノの組み合わせ、何とも不似合いだろう?!
 しょうがないな〜と思いつつ、歩いて行くと成子下に中国山東料理「李園」という小さい古い店があった。店頭に2009/7にフジテレビ「うち来る」に出て、高橋恵子久保純子や中山秀征と共に店主が写っている写真が飾ってあった。ぶらっと入ってみることにした。中も座席数は少なかった。麺類が11種類。面白い表示だったが、卵と野菜のラーメン689円を食べたが、卵とじと野菜炒めのバランスはよく、短めの太麺とよく絡んで、とても美味しかったのだ。2時過ぎにもかかわらず、常連さんが頻繁に来ていた。
 都内のぶらりひとり旅、とてもいいね!