ラーメンの話

　　昨晩は春の嵐で大変な晩でした。実家の古家の２階で寝たのですが、雨戸を強風が叩きつける音が激しく、眠れなかった。家が壊れるのではないかと、恐れながら、夢なのか現実なのか、彷徨いながら寝ていたようである。
　朝、母に起こされ、２階の雨樋がとんでもない方向に飛ばされており、ベランダから屋根に飛び越え、直したのだった。経験したことのないような嵐だったような気がする。街には嵐の通り過ぎた、荒れた跡が残っており、枝が落ち、植木鉢が転がっていた。電車もダイヤが乱れており、市ヶ谷にあるジムまで行くのに、１時間半もかかった。平日のラッシュアワーよりも厳しい混雑だった。何で休日にこんな目に会わなければならないのか。
　ジムが終わって、携帯を見ると娘からメールが入っていた。「お昼はわしら二人みたいだから、市ヶ谷の美味しいラーメンを食べに行こう」とある。目当ての店は日曜休みだったが、飯田橋のいつも行列のできている店に行こうということになった。「めん徳二代目つじ田」というカウンター15席の店だ。既に10人ほどが並んでいた。つけ麺が売りの店のようだったが、二人ともラーメン750円を頼んだ。娘は大盛りにしたかったようだが、「初めての店で大盛りは止めておけ」と要らぬアドバイスをした。出てきた丼ぶりは小さく、大盛りの方がよかったようだ。昔、初めて行った東池袋の大勝軒本店で、大盛りつけ麺を頼み、量の多さに驚いてしまったことがあった。
　魚介系のスープはこってりしており、美味しかった。大勝軒のスープに似ている気がした。お奨めの黒七味とも相性よく、麺もプリプリとしてよかった。唯、この値段でこのボリュームは物足りなかった。
　飯田橋の周辺はラーメン激戦区であるらしい。Yahooの地区別ラーメンランキングを見ると。「つじ田」は第7位。第1位は「高はし」だった。私も10年以上通う、サッパリ系の中華そばだ。私は高菜そばを食べることが多い。カウンター8人程度の小さなお店だが、いつも行列が絶えない。他にも「九段斑鳩」「青葉」「大勝軒」「黒兵衛」「天下一品」・・・とか、チェーン店も含め、載っていた。神楽坂では他に「伊太八」「りゅうほう」「上海ぴーまん」「ちりめん亭」もよく行く店だ。