神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

女子スケートパシュートへの秘かな期待

macky-jun2010-02-27

  明日の女子スケートパシュート(団体追い抜き)を楽しみにしている。今日、日本は韓国に序盤リードされるも、落ち着いた展開で逆転し、5秒近い差をつけ圧勝した。準決勝進出である。ポーランドと対戦し、勝てば決勝進出で、悪くても銀メダルが確定する。
 勝負に楽観は禁物であるが、日本は今期ワールドカップ総合ランキングが第3位で、相手のポーランドは第9位。決勝戦は第7位米国と第4位ドイツの勝者だ。既に第1位のカナダは米国に敗れ、第2位のロシアもポーランドに敗れていないのだ。すなわち、ベスト4中では日本がランキングでトップということになる。まあそれだけ番狂わせも多いゲームなので、気は抜けないのだろう。
 ちなみにこの競技は前回トリノから採用されたばかりの競技であり、個人戦主体のスケート競技では珍しい唯一の団体競技である。3人1組で縦に並び、2チームがリンクの半周ずれた位置から同時にスタート。空気抵抗の負担を分散するため先頭を交代しながら、女子は6周滑る。個々の能力はもちろん、チームワークも要求される種目で、難しいゲームだ。トリノでは日本は惜しくも第4位でメダルをあと一歩で逃した。しかも、準決勝でカナダに敗れ、3位決定戦のロシア戦でリードしていたが転倒してしまったのだった。前回優勝はドイツ。
 選手は癒し系のエースで1000m、1500mで共に5位入賞の小平奈緒(23)・オリンピック4回目のベテラン田畑真紀(35)・3000m6位、5000m7位入賞の穂積雅子(23)の3人に、リザーブが15歳中学3年生で今大会話題の高木美帆だ。35歳のおばちゃんから15歳の少女まで揃えた、実に味のあるチームである。この日「次も行けそうですね」という小平を、ベテランで前回も出場した田畑が「気を抜かず、冷静にいこう」とたしなめていたのが何とも頼もしかった。
 女子フィギュアが終わり、何となくオリンピックも終わってしまったムードになっていますが、ここらでバーンと最期を締めくくって欲しいです。ひょっとしたら、この大会でまだ貰っていない、一番きれいな色のメダルに最も近い競技ではないかと、秘かに期待しています。美帆ちゃんは滑らずして、わずか15歳でメダリストになってしまうのだろうか。