神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

男子スピードスケート500mを観て

macky-jun2010-02-16

  今日は長島圭一郎加藤条治がやってくれました。一気に銀メダルと銅メダルです。期待された上村愛子が4位で、やっぱり五輪のメダルは遠いなと思っていただけに、二人のメダルはとてもうれしかった。タイプの全く違う長島と加藤。長島は喜びを爆発させていたが、加藤は銅でも嬉しそうでなかった。悔しさを滲ませていた。二人は日本電産サンキョーの同僚である。日本電産の傘下に入る前は、三協精機というスケート競技の名門会社であり、金メダルの清水宏保もこのチームだった。同僚で、いつも一緒に練習をしていたから、尚更悔しかったのかもしれない。しかし、上村があれだけ欲しかったメダルに、わずかに手が届かなかったことを考えれば、加藤条冶は日が経つごとに喜びは膨らんでいくことだろう。
 勝負の勝ち負けや順位、結果はいつも冷酷なものだ。同じ努力をしたものに必ずしも、勝利の女神は微笑まない。勝利に奢ってしまうか、勝利に一歩足りなかったことをじっと静かに考えてみるか。それで、その人の今後の生き方、人生が変わっていくように思う。たぶん、大事なのは勝利に向かって、人知れず流した汗と涙の量ではないだろうか。