神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

上村愛子、健闘むなし

macky-jun2010-02-14

 昨日は転院した親父の三鷹北口の病院に見舞いに行った。駅からバスで10分程度、寒い日で雪がちらついていた。新しい建物で竣工してまだ3年。廊下も病室も広々としていた。救急病院の張り詰めた緊張感と違い、リハビリ病院だけあって、何かゆったりとした空域が流れていた。看護婦さんやリハビリ担当インストラクターにもお会いしたが、若い親切な女性たちで、親父も楽しそうにしていた。
 帰りの三鷹から乗った東西線が始発の為、すっかり冷え切っており、凍えた。この日は何だか風邪気味であり、熱燗の晩酌をし、珍しく9時頃から寝床に入り、浅田次郎の本を読んでいたら、いつの間にか寝てしまった。結局、朝の8時頃まで久々にたっぷり寝たのだった。日曜定例のジムはお休みし、その代り、バンクーバーオリンピック放送を観た。この日はモーグル女子の競技があり、日本からは4選手が出場し、中でも上村愛子選手はメダルの期待がかかっていた。結局、この日は何度も繰り返し、モーグル競技の放送を観たのだった。
 彼女は長野・ソルトレークトリノバンクーバーの4大会連続で出場し、07/08年度のワールドカップでは総合優勝をし、昨年の世界選手権でも優勝している、文句のないトップ選手である。これまでのオリンピックの戦績は7・6・5位だった。緊張しながら観たが、今回も彼女にメダルは微笑まなかった。たぶん、今の彼女のベストを出せた滑りではなかったかと思えた。それ以上に上位にいったカーニー(米)、ハイル(カナダ)、バーキー(米)がより素晴らしい滑りをしたということにすぎない。他の果敢に攻めて、その結果コケテしまった選手を含め、上位数選手の実力はとても僅差である。だから、誰が優勝してもおかしくはないのだ。
 結局、上村愛子は今回バンクーバーは4位。7・6・5・4位と不思議にオリンピックの戦績は毎回、一つずつ順位を上げてきた。今回はここ2・3年の実績も良かったから、周りからの相当な期待感もあり、プレッシャーはとてもきつかっただろう。その中で、雨が降るという悪コンディションの中で、上村は頑張った。スピードではわずか1秒を競い、ターン50%、エアー25%、スピード25%の配分で得点を競う。何が及ばなかったかはその時の運や調子に依存する。上村愛子、健闘むなし。わずか一歩メダルには手が届かず。だけど、とっても頑張った愛ちゃん。お疲れ様!