神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

ブログの威力

macky-jun2010-02-06

一昨日は大学時代のT君、昨日は元銀行の後輩で、今は格付け機関のアナリストのG君とLunchを食べた。T君とは丸の内オアゾ和食屋に行った。両親の介護経験のある彼から、いろいろと参考になる話を聞けた。75歳の時に脳梗塞で倒れた父親を84歳で亡くなる9年間も介護してきた。病院診察が遅れ、右半身不随で会話も不可になったというからさぞ大変だったろう。その間、介護をしていた母の方も具合が悪くなり、2人とも介護することとなった。2人の住まいのこと、自宅の売却、老人介護医療施設さがしのこと、老人性認知症のこと、これから私が直面するであろうことを教えてくれた。友の存在は助かる。しかし、ずっと親のことでそんな苦労をしてきたのに、おくびにも出さずにいつも淡々としているT君は偉い人だ。あらためて見直してしまった。
 この日は待ち合わせ前に、今評判になっている丸善4Fに出来た「松丸本舗」を初めて覗いてみた。丸善創業140周年を記念して、「知とは何か」「人と本のかかわり」というテーマで、松岡正剛と実験空間を10/23にオープンした。松岡正剛はブログ「千夜千冊」http://www.honza.jp/senya/1/で有名な多読家・編集家であり、毎晩、一人一冊に絞って書いている大変な人だ。ネットで書評検索をすると必ず上位に現れる。その松岡氏と丸善がコラボして、「究極の書店」を追い求めて、作ったパイロットスペースだ。写真のように、ぎっしりと壁を埋め尽くした個人の書斎のような空間だった。まさに松岡氏が理想と思い、彼の好きな本を、彼の考え方で分類したのだろう。あまりの物量の多さに、私自身は圧倒されて、どこに何があるか全容が掴めませんでしたが、慣れれば本好きな人にとっては、とっても素晴らしい空間になるような気がしました。
 昨日のG君は私が教えている大学院の社会人学生でもあります。今年、彼は卒業してしまうけど、時々訪ねてきてくれ、新橋の新橋亭で食事を一緒にしています。彼とはいろいろなことを話したが、定年後に退屈しないビジネスとも遊びともつかないアイディアを話し合い、盛り上がったのだった。二人とも私のブログを見て、思い出したように訪ねてくれたのだった。ネットの世界がリアルにつながる素晴らしい世界です。
 そういえば、先日は一年先輩のM氏が香港の空港で、やはり私のブログを見て、父の入院のことを知り、自身の介護経験からアドバイスをくれました。まさにネットは世界中つながっており、コミュニケーションを可能にしてくれる。ブログの威力です。