神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

大人のおもちゃ

macky-jun2009-11-22

  携帯をiPhoneに替えた。今まで使っていた携帯は905SH。2年9か月も私に付き合ってくれた。シャープの地上波デジタル付きのワンセグ携帯だ。買った当時はワンセグもまだ走りであったが、既に厚めのフォルムは薄いのが全盛の今からすれば、やや気恥ずかしく古臭いものになっていた。ボディも傷で剥げ落ち、地デジまで故障してしまった。普通2年が買換えサイクルと言われており、それからすれば長く使ったほうだ。デジタルオーディオプレイヤーのiRiverは3年半も使っている。元来私は一つのものを長く使う方である。10年以上着古している服だってある。性分が未練がましいというか、ケチなのである。
 そもそも携帯電話を多用するほうではない。毎日、持つには持っているが、日中はルールでロッカーの中にある。だから、朝と夜のみ御用になっている。電話は殆どかけない。メールのみだ。それもごく限られた人としかアドレス交換していないから、やり取りする人は極めて少数だ。いまの時代にこれだけ狭いコミュニティーで過ごしている人も珍しいのではないだろうか。娘のSaoに話したら、馬鹿にされそうである。それでも今回の機種変更で連絡先をシフトしたら、136件もあった。中にはうんと前のもう存在しない(つぶれてしまったか、統合されてしまった)企業や、いまは付き合いのない人の電話番号もあった。
 携帯のカメラは殆ど使わない。そもそも画素数も200万画素あるというのだが粗いし、ピントもうまく合わさらない。デジカメと比べると見劣りしてしまう。地デジは便利ではあった。日本シリーズWBCを外で見たり、飲みながら仲間と観た。しかし、如何せん画面が小さすぎるのだ。最近は自分の前の晩に書いたブログ記事を朝チェックするのにWeb機能を使っている。
 まだ私の周りで、iPhoneを持っている人は極少数である。電車の中でも見かけるのは稀である。2007年にスティーブ・ジョブズが発表してから、既に2年以上経っている。昨日、ブックオフで岡崎裕史著「iPhone 衝撃のモデル」光文社新書を買って読み、これだと直ぐ思った。早速、今日ジムに行った帰りに市ヶ谷のソフトバンクショップで情報を仕入れ、いったん家に帰り、神楽坂のショップで契約をした。今回、いつも優柔不断な私が珍しく即決をしたポイントは2つである。一つはWindows7に買い替えたことで、使っていたiRiverとおさらばすることとなり、iPodを買う必要性があったこと。二つ目がPCネットと殆ど同レベルで見られるインターネット機能である。これで自分のブログを読んだり、推敲したかった。他の機能も沢山あり、楽しみではあるが、あまり使わないであろう。電話とメールはボディが大きくなった分、使い勝手は悪いであろう。
 ベンチャー業界の雄であるスティーブ・ジョブズApple computar、iPod、に続くiPhoneという3つめの挑戦に、肌身突き合わせて感じてみたかったのである。だいたい私は先端商品に真っ先に飛びつくことはしない。走りはまだバグが多いし、機能はそのあといったん市場に投入した後、ユーザー反応を見て大きく改良することが多い。だから、すぐは飛び着かない。大いなるミーハーである私はゆったりと、しかし普及する少し前に漸く飛びつくことにしている。iPhoneもぼちぼちその頃かと思った次第である。最新モデルのiPhone3GSは最大32GBで、ネットアクセスも従来の2倍の速さになったようだ。子供の頃のヒーローのスーパージェッターが持っていた秘密の万能無線機を手に入れた気分で、気分がとても昂揚したのだった。暫く、楽しく遊べそうな「大人のおもちゃ(こう書くととってもヤバそうですね)」です。