神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

 米国人と日本人

macky-jun2009-11-19

  今日はNY大学に留学中のW君が訪ねてきてくれた。暫く日本に滞在するらしい。彼は私のブログを毎日読んでくれているので、あまり離れている実感がない。彼もNY滞在日記を連日書いている。ネット社会というのはその気になれば、国境も時間も超越する。
 久しぶりに帰ってきた日本は、街を歩く人が表情なく、つまらなそうな顔をして、背をすぼめて歩いている。米国は同じように不景気で失業率も高いけど、街は明るいという。米国は国自体がベンチャーマインドを持っている。ニューヨークに滞在してみて、日本を見ると、つくづく日本というのは特殊な国だと感じたと言っていた。米国人は人と違うことをやろうと常に考えているが、日本人は突出することを嫌がる。人と違うことをやることにビジネスチャンスがある。ベンチャー起業しようという学生が米国にはたくさんいるが、日本にはいない。NY大学でもベンチャーファイナンス関係の授業は大変人気があるらしい。
 米国での授業は10分に1回はジョークを言わなければ、学生から敬遠されるらしい。たとえ滑ってしまうようなジョークでも言おうとすることが評価されるようだ。日本であれば、これは受けるか、滑らないだろうかということを常に気にする。米国はトライすることが評価される社会、日本は同質性の社会、他人と同じことをしようと常に気を払う。こんな会話をしていたら、有名な「タイタニック号のジョーク」を思い出した。
 ある豪華客船が航海の最中に沈みだした。船長は乗客たちに速やかに船から脱出して海に飛び込むように、指示しなければならなかった。船長は、それぞれの外国人乗客にこう言った。米国人には「飛び込めばヒーローになれますよ」。英国人には「飛び込めばあなたは紳士です」。ドイツ人には「飛び込むことがこの船のルールとなっています」。イタリア人には「飛び込むと女性にもてますよ」。フランス人には「飛び込まないでください」。日本人には「みなさんそのようになさっていますよ」。