お気に入りのお寿司屋さん

一週間の終わりである。今週は一日短かったので、あっという間だった。今日は久々に一日中、社内にいて、これまで残してきた内部作業（面談記録、事務・・・）をやった。昼は後輩二人と連れだって、最近よく行くようになった「たけだ」という田村町交差点の近くのビルの谷間にある寿司屋に行った。ここは目立たない場所に在って、偶然入った店だったが、何とも当たりの店だった。お寿司屋さんなので、夜はそれなりの料金がするだろう。しかしながら、ランチタイムは握り寿司が800円、1.5人前が1,000円、ちらしが800円、大盛が900円という安さである。私はいつも1.5人前の握りである。これが個人的にはお勧めだと思う。
　1.5人前の内容はいつも当然ながら違う。それも楽しみである。私は鯛とか鮪の赤身から始め、最後には好きな蒸しエビか、残り香のいい卵焼きを食べることにしている。寿司というのはどういう順番で食べるのかにも、その人の個性と好みが反映するように思う。この店で何とも楽しみなのは、味噌汁である。日によってメニューは違う。カニ汁だったり、白子が入っていたり、平目や鯖の珍しい汁だったり、とても楽しみである。今日は鯛だった。出汁がよく出ており、とても美味だった。しかも、この汁をお代わりすることが出来るのだ。時に、一杯目に出てくる汁と、二杯目は具が違うこともあり、これも大きな楽しみの一つである。
　店もゆったりしており、今日は3人であったにもかかわらず、掘り炬燵の座敷に通してくれ、ゆっくり談笑したのだった。女将さんの小学校3年生のお嬢さんが、夏休みだったのでレジのお手伝いをしていた。何とも微笑ましい光景だ。本当は、私にとってこんな隠れ家的ないい店は、公開しないのがいいのだけど、つい話したくて書いてしまいました。昼時、混んでしまうことを、まして、行列など出来ないことを祈ります。