神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

娘の就活始動

macky-jun2009-06-14

今は15日(月)の朝である。昨晩は日中の疲れで、転がって本を読んでいるうちに、いつの間にか眠ってしまっていた。しかも洋服のままである。だから、今朝は少しだけ早起きして、こうしてブログを打っている次第である。
 大学3年生の娘が就職で動き出した。学校で行なわれるリクルート指導出席のために、定番の黒のリクルートスーツを先日買ってあげた。この週末は土曜日が東京ドームのプリズムホール、日曜日が有明のビックサイトにそのスーツを着て、朝から出かけ、リクナビとかが主催する企業説明会に出てきたようである。
 2日間とも大変刺激になったようで、いろいろと興奮した面持ちで語ってくれた。予めネットでエントリーを関心のある企業に登録したので、スムーズに効率よく回れたらしい。自分が計画したとおりにうまく行ったことが、気分が良かったようだ。周りはまだ慣れず、おどおどしたり、準備が十分でない子が多かったようだ。誰に似たか、負けん気は強いようだ。バリバリ気合いを入れて、活動してきたみたいだった。
 今年の4年生の就職が大変厳しいことは、巷間言われることだが、これから始まる3年生が厳しいことも同様である。そうした就職事情からか、もの凄い数の学生が参加していたようである。労働市場は常に景気に左右され、需給が変動するものであるが、とても不公平なものである。つい2・3年前は一人で幾つも内定を貰う学生が珍しくなかった。しかし、今は就職氷河期と呼ばれる。内定取り消しなどという酷い行為が平然と行なわれている。そんな企業の身勝手な行為は許せないが、学生にとっては入社する前に、とんでもない企業だとわかったので、むしろハッピーなことかもしれない。そんなくだらない企業に若い貴重な時間を捧げなくてすんだと考えたい。さはありながら、いったん決まって喜んでいたのに、来るに及ばずと一方的に言われ、今更、また就職活動をするのも辛いだろう。ちょっとした時間差で運命が大きく変わってしまう。まことに可哀そうである。
 陽性な娘はそんな環境にありながら、とてもポジティブに就職に向き合っている。この2日でいろんな業種の企業を知れたので、だいぶ勉強になったようである。最近は朝日と日経を時間をかけ、じっくりと読んでいる。つい一年前までは警察官になると言って、周りを驚かせ(笑わせ)ていた娘は、いまはマスコミに関心があるようだ。さて、どうなるかわかりませんが、この機会に大いに視野を広げ、一歩一歩、大人になっていって欲しい。