神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

珍しくドイツ料理など

macky-jun2009-02-10

 昨晩は会社の先輩達に誘われ、4人で有楽町のガード下のドイツ料理店「Baden Baden」に行ってきた。メンバーは、ドイツ語圏(チューリッヒ、フランクフルト、ウィーン)に13年勤めたMさんと、ジュッセルドルフに5年勤めたIさんと、まったくドイツ知らずのWさんと、1年間ドイツで遊んできた(?)私だった。ドイツ料理店は当然ながら、フレンチやイタリアンに比べると遥かに少ないが、東京にもいくつかある。というかここ新橋界隈でさえ何故か数店もある。ちなみに隣も「ジェーエス・レネップ」というドイツ居酒屋でした。「Baden Baden」は結構、老舗な方ではないだろうか。私も10数年前、ドイツ仲間の同期と酒を飲んだことがあった。第一、ドイツ関係者はあまり、日本にあるドイツレストランには行かない。何故ならば、あまり美味しくないからだ。日本の、この美味い料理がたくさん集まった地で、わざわざ何を好き好んで、ドイツ料理なぞ食べようか、というのが正直な気持ちだろう。
 だけど、この「Baden Baden」の料理は実に美味しかった。まずはジャーマンポテト(ポテトと薄いベーコンを茹でたもの)、ザウアークラウト(キャベツの酢漬け:ドイツのキャベツは硬くて厚いのでいったん茹でないと食べれない)が出てきた。これが最初からとても美味しい。我々はまずはMunchenのHof Breu Hausの生ビールをジョッキで頼み、続いて出てきたタコのトマト煮(イタリアンぽくて美味しかった)、Eis Wein(アイスバイン:豚足を煮込んだ有名料理)を味わう。Wurstも焼いた(Braten)ものと、茹でたものと何種類か出てきた。ドイツ料理は概して保存食の文化なので、ソーセージ(Wurst)、ハム(Shinken)やチーズ(Kaese)はとても美味しいが、残念なことに概して美味しくないと言われるのが定説となっている。だけど、ドイツに滞在した折に、ニュールンベルグの石畳の道端で食べた焼きソーセージ(Brat Wurst)やMunchenのInbis(肉屋)でいつも昼食として食べた、立ち食いのシュバイネハクセ(とことん茹でた豚肉料理)をザウアークラウトと硬いドイツパンと一緒に食べたのが、とても美味しく、いい思い出だ。ドイツ料理は構えて食べるものではないようだ。立ち食いか、テーブルクロスなど掛かっていない居酒屋然とした、木の机で食べるのが、不思議と美味しい飯にありつけるようだ。
 ドイツのことを書き出すと、私の20代後半の旅を辿ることでもあり、長くなりそうだ。また、ドイツ紀行は違う機会に譲ることとしたい。最後はモーゼルワインと何故かイタリアンのぺぺロンチーノでしめたのだったが、4人でちょうど2万円だから、@5千円でした。「Baden Baden」の料理の感想は、味付けが日本人向けを意識したドイツ料理でした。ということで、あまり荒々しさもなく、見た目はそんなに良くないのがドイツ料理の特色ですが、美味しかったです。また、来たいと思いました。店の雰囲気も、100人も入れる大きな店ですが、古めかしいドイツの居酒屋(HeidelbergのRoter Ochsenのような)っぽい感じをうまく演出してました。ちょっとした、ドイツ旅行気分を味わえ、たまにはドイツ料理もいいものですよ。