オバマ新大統領に期待

　　あと１時間ちょっとで米国の黒人初のオバマ大統領の就任式が行われる。歴史的な瞬間なので、観たい気もするが、遅いので寝ると思う。それにしても、米国の大統領はアイゼンハワー以来、暗殺されたJ・F・ケネディーの後任ジョンソン大統領以外はみんな1/20のこの日に就任して、4年ないしは8年間勤めている。この事実にとても感心してしまった。1年以上の時間をかけて、徹底的な議論と州ごとの綿密な選挙で、国民の代表たる大統領を選び、しっかりと任期の4年間ないしは2期8年間を、一人の大統領に任せる。どこかの国のように、1年足らずで首相が替わり、しかも自ら投げ出してしまう首相が２人も続いたのとは、えらい違いである。
　中長期的な構想でいろいろなことが出来る準備期間を与えられている。選挙期間でじっくり考える時間が与えられ、有権者たちに磨かれ、大統領に相応しい人物になっていくシステムのようになっている気がする。オバマだって２年前は誰も大統領候補とは考えなかった。
　世界的な金融危機で、難問山積の大変な船出だと思うけど、最悪の大統領と呼ばれるブッシュ現大統領の後で、上がるだけしかないので、むしろ環境はとてもいいのではないだろうか。厳しい局面だけに、やりがいはあるし、意気に感じられることだろう。オバマ新大統領に大いに期待したい。　
　写真はオバマ大統領就任式をレゴで再現したものです。