中学野球部メモリアルボックス

　大学院の最終講義を終え、中学の野球部の仲間と去年の函南合宿の反省会＆新年会に集まるため、渋谷に向かった。渋谷駅からNHKホール方面に向かっただいぶ外れの神山にある渋谷クレストンホテル「とうふ料理二合目」が会場だ。今回は龍ちゃんが幹事をしてくれた。去年9月初に函南に行って、翌月以降、集まろうと言ってきたが、みんなの都合でのびのびになっていた。4ヵ月ぶりの集まりだった。さすがに熊本にいるN君は来れなかったが、T君は名古屋から駆け付けた。
　俺が到着したのは20分遅れで、既に始まっており、みんな1杯目を飲みほしていた。1時間遅れで仕事のあったK君も到着し、今日予定の6名全員揃う。とうふ料理の数々、刺身、チゲ鍋が美味しかった。K君が函南合宿（F先生別荘行　http://d.hatena.ne.jp/macky-jun/20080907）の写真をみんなから集めて、編集し、記念アルバムを作った。そればかりではなく、今までの各種記念品も加えて、なんと「M11中昭和48年度卒業野球部50歳記念〜メモリアルボックス〜」として、写真のようなものを作って、各人にプレゼントしてくれたのだった。僕らの世代はこんなふうに思い出がいっぱい詰まったようなボックスに、つい胸がワクワクしてしまうのだ。何が飛び出してくるか、愉しみで、みんな料理そっちのけで集中した。　
　このメモリアルボックスに何が入っているか、ご紹介したい。まずは46ページもあるオールカラー刷り「記念アルバム」だ。別荘行のきっかけとなった、2年前の緑ヶ丘「芝松」でのF先生を囲んでの部同期会から始まり、その後の事前打合せ会の写真があり、当日(9/6〜7)の楽しい写真の数々が続き、最後は昔の中学時代、多摩川砧グラウンドの河原で野球部メンバー全員で撮った写真で終わる、大作だ。ほかに、メモリアルフォトライブラリー（1973年〜の6枚）、ポストカード3種類、50歳記念「Tシャツ型ストラップ」、2009年度カレンダー、「フォトデータ集（164枚）」CD-RW、記念Tシャツデザインカンプ、小生の48Net投稿記事（06/9、08/9)及びブログ記事（コピー）等、全11品が入っている。K君のマメさには誠に畏れ入る。
　この日は小生も風邪をひいていたし、10時過ぎにあっさり別れたのだった。龍ちゃんと「20世紀少年」の話をしながら、渋谷の街を歩いたのだった。やっぱり、お前がケンヂだよなとか、やっぱりオッチョかな、などと話しながら。だけどケンヂが最終巻の最後に言っていたように「ともだちってなろうとしてなるもんじゃないよな。」の言葉に互いに共感しつつ、我々はただ野球をやりたくて、クラブをあの中学時代に一緒に創った仲間だから、35年も経って、みんなこうして集まっているんだろうな、と話していた。駅前で円陣を組んで、恥ずかしいから小声でかけ声をかけ、再会を約束し、別れたのだった。