小室哲哉逮捕のニュースに驚く！

　　今朝は「小室哲哉、5億円の詐欺で逮捕へ」のニュースに驚きました。持っていない著作権の譲渡話で個人投資家から詐欺を行なったらしい。そう言えば、小室哲哉の名前はここ何年も聞いていなかった。90年代は音楽界を席巻し、安室奈美江や華原朋美やTRFのプロデユースや楽曲提供、自身もｇlobeを率いて、大活躍した。globeは好きで、元気を出したい時は、最近でもBGMとして聴いていた。早実出身で、いったん早稲田大に進学したが、音楽活動に専念するため中退した。早実が甲子園で優勝して、佑ちゃんブームとなった時、早実先輩ということで、小室哲哉に久々にスポットが当たっていたのもつい2年前のことだ。
　800曲以上の曲を作り、90年代は次々とヒットを連発し、飛ぶ鳥を落とす勢いだった。90年代中盤頃は長者番付の上位にも名を連ねていた。しかし、2000年に入って以降は、これというヒット曲もなかった。小室の名前がだんだん表舞台から消えていった。この頃から、資金繰りは厳しく、既に左前だったようだ。海外に数ヵ所所有する別荘や外車を売却した。前妻との離婚慰謝料7憶円も全額は払えていなかったようだ。決定的な失敗が香港の音楽制作会社への投資失敗で70億円の巨額損失を出したらしい。生活も派手で、入ってくるものも多かったが、出て行くものももっと多かったようだ。多額の負債を重ね、詐欺事件で逮捕されることになった。今日、逮捕された写真を見ると、往年の輝きは最早なかった。
　海の向こうでも、Mikel Jacksonが自己破産危機だとか何年も前から言われていたが、どうしたのだろうか。お伽の国のような私邸Never Landはもう売却したのだろうか。Beatlesの版権をSonyと共同所有していたが、それを一部売却して何とか危機を乗り越えたと聞いたのも、もう何年か前だ。まだ、持っているのだろうか。Mikelも数年前に幼児性的虐待容疑で裁判となったが無罪となった。共に、生活はぶっ飛ぶように派手で、稼ぐのも大きければ、出費も半端でない。
　期せずして、小室哲哉もMikel Jacksonも小生も、同じ年の生まれである。彼らと比べれば、小生は稼ぐものも遥かに少なければ、倹しく暮らしているので出費も少ない。まるで、別世界の人である。この2人については、同じ年なのに凄いな〜とずっと思ってきた。この2人の波のある人生を思うと、実に平凡な人生を送っていると、つくづく思う秋の夜長の晩であった。