神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

先輩Mさんのこと

macky-jun2008-10-24

 いや〜凄い試合でした。逆転に次ぐ逆転で、どちらも素晴らしかった。5-3で引き離されたにも拘らず、負けなかった中日によくやったと言いたい。・・・だけどクライマックスシリーズで巨人にはハンディがあるので、今日の引き分けで巨人が王手となってしまうそうです。まあ、しょうがないね。3位だもん!だけど、まだ巨人には1勝1敗1引き分け、負けてはいないのです。実はペナントレースだって、巨人には勝ち越しているのです。だから、本来ならば勝ってもまったくおかしくはないのです。明日の闘いが楽しみです。それにしても、4時間43分は疲れました。
 今日はとてもいいことがありました。前に一緒に仕事をさせて頂いた銀行のM常務と会食をしました。会食といっても、ラーメンですが。有楽町の「芳蘭」という店に連れて行って頂き、味噌バターラーメンをご馳走になりました。こってりした味噌が香ばしくてとても美味しかった。1,000円もするラーメンでした。有名店らしく壁いっぱい、有名人のサイン入り色紙でいっぱいでした。そのあと、帝国ホテルインペリアルタワーの前の喫茶店で、ゆっくり話をしました。外は雨も風も強く、今の世界経済状況のような天気でしたが、打ちつける雨をガラス越しに眺めていました。Mさんは相変わらず自然体で、大銀行の常務にまでなったのに全く偉ぶるところがなくて、お仕えした頃の平部長の時の昔のままのMさんであった。人の話にじっくり耳を傾けて頂ける素晴らしい人だ。どこからあの人間性が生まれたのだろう。
 立場上、企業オーナーとか大金持ちと話をする機会が多いらしいのですが、彼らがどこにお金を使っているか、関心を持って聞いてきたが、つまるところどの人も”別荘”に行きつくのだそうだ。それも、軽井沢、箱根、熱海・・・に複数の”別荘”を持っている人もいて、”別荘”の話を異様に熱心に語るらしい。だけど、使うのは年に何回かであり、2年間行っていないとか、稼働率はとても低いようだ。忙しい人が多いので、旅行にもそんなに行けない。高級車を買うのは、必ずしもお金を持っていない人でも誰でもやっている。つまるところ、金は持ち過ぎてもしょうがない。金で幸せを買えるわけではない。オーナー達はまた抱えているものも多いので、悩みもまた多い。さすれば、金を持っていなくても、そんなに不幸ではないのではないか。報酬が30%カットされたからといって、幸福度が30%減るわけではない。金のかからない楽しみ方というのはいくらでもあるものだ。要はハートだ。心の問題だと思う。というような趣旨の話をされていた。
 また、今の金融危機に触れて、投資銀行レバレッジ・バブルや投資銀行経営者の非常識な高額報酬に、どこかおかしいと思う直観を大事にしよう、とか、これから地銀が大変だ、とか、将来何が起きるかわからないので、その時考えればいい、また失敗するかもしれないけど、それでもいいではないか、というひろさちやさんが言っていたのと同じことを言っておられた。いろいろな話をし、心温まるような気持ちになった。
 Mさんとは旧行が一緒で、統合時に旧行にあった産業調査部のような部を創れとの上からの使命で、事業調査部という新しい組織を創った時の上司・部下の縁だった。統合前から、本部で机を隣合わせて、準備をした仲だった。立ち上げというのは中学での野球部創部を思い出し、意気に感じて取り組んだ。その部は新しい銀行の中で、新風を吹き込んだ。その時の部長がMさんで、私はアドバイザリーチームのリーダーだった。Mさんは我々に仕事を任せてくれ、伸び伸びといろいろと新しいことをした。とても充実していた期間だった。その後も、Mさんにはお付き合い頂いており、たまに飲みに連れて行って貰っている。大学で教える話が舞い込んだ時も、Mさんに相談に行った。「とてもいいことだから、是非やれ!」と背中を押して頂いた。節目節目で相談に乗って頂いており、いつも適切なアドバイスをしてくれる。とても尊敬している大先輩である。