神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

中日第一戦、勝利です

macky-jun2008-10-22

 現在、中日VS巨人のクライマックス第2ステージ、3−3の一歩も引かない闘いを展開している。日テレは放送を終えてしまったので、ラジオを聴きながら9回表中日の攻撃を応援している。毎年、ペナントレースは大して見ない怠惰なファンであるが、このシーズンになると俄然熱心になる、現金なファンでもある。緊張感が違い、何とも言えず、痺れて、面白い。四球、ランナー一塁で4番ウッズになったぞ。・・・・ここで、NHKハイビジョンで放送していることを発見し、2Fのリビングに移動。
 結局、9回表中村紀が快速球投手クルーンからタイムリーセンター前ヒットを打ち、4−3の勝ち越し。中日の必勝パターンで、岩瀬が出てきて、3人をピシャリと抑えた。大事な大事な第1戦をモノにしました。中日にとってはとてもいい勝ち方でした。シニアな山本昌が頑張って、主砲のウッズ、腕の怪我を心配された李がそれぞれホームランを打った。西武から来た和田はすっかり溶け込んでおり、3安打。当りの出ていなかった中村紀がここ一番でサヨナラヒット。紀は昨年の日本シリーズではMVPを獲ったっけ!オリックスで更改でもめて、すわ引退かと追い込まれたが、中日が年棒6百万円の非登録選手扱いで採用された。屈辱を乗り越え、レギュラーに定着。かつての金髪も、黒髪のスポーツ刈りに変身。
 ベテランの昌がまずはそれなりに活躍し、オリンピックでボロボロになって社会復帰が心配された岩瀬が期待通りのセーブをあげた。阪神とのクライマックス第1ステージを勝ち抜いて、更にこの第1戦で投打とも自信を深めさせてくれて、勢いをつけた。このまま日本シリーズまで今年も行けるのでは、との思いを強くした。
 それにしても、ジャイアンツ原監督は13ゲーム差を引っ繰り返しての長嶋監督時代のミラクルならぬレジェンドを起こした。ペナントレースの戦いとしては歴史に残る偉業だった。だから、去年の屈辱に続き、今年も・・・ということになると誠にお気の毒だ。ここまで中日ファンである私が謙虚なのは、今年のゲーム差だ。10ゲーム以上も離された3位なのに、日本シリーズにまたしても出ることになったら本当に申し訳ない気がする。実は原監督と私は同じ年である。原辰徳は中学時代から「神奈川に野球のとてもうまい中学生がいる」とスポーツ新聞等に報道されており、知っていた。私も中学時代は野球をやっていたので、原選手には嫉妬した。かたや大巨人の4番バッターで、監督にもなったご仁に対し、かたや中学でたまたま同じ時期に、下手くそな野球をやっていた程度の小生がお門違いも甚だしい。その後も、原は東海大相模高校に進学し、甲子園で津末(元日本ハム)や村中投手(同校監督?)らと活躍した。中学野球部の一年後輩のN君やT君も、同校に入学し、野球をした。彼等は残念ながらレギュラーにはなれなかったようだが、当時は全国区のカリスマ的なチームだった。原監督を見ると、どうしても昔のことを思い出してしまうのだった。
 それにしても、我が中日ドラゴンズは短期戦に強い。落合監督は短期戦向きな采配をする勝負師、戦略家なのだろう。日本一になったチームの監督をWBCの監督にするべきだ、との意見が強くある。中日は日本一になるかはわからないが、落合監督こそ短期戦であるWBC向きの監督であると思っている。本人はオリンピック後に監督就任の打診を言下に謝絶したと言われている。確かに、仮に日本シリーズに出て、闘って、勝ったら、疲れきってそれどころではないだろう。時間的にも間に合うかどうか、わからない。来シーズンのチーム編成も遅れるだろう。体験された王監督が言っていることには重みがある。だけど、イチローが海の向こうから強く噛みついたように、現役の勝負勘の鈍っていない監督が采配を採るべきなのは自明の理である。中日ドラゴンズの来シーズンを敢えて犠牲にしても、WBC連覇を目指す為に言うならば、選手采配のうまい短期戦向きの落合監督こそWBCの監督が相応しく、是非担って欲しいものである。