神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

北京オリンピック終わる

macky-jun2008-08-24

 テレビで北京オリンピックの閉会式が行われている。中国らしい国家の威信をかけたと思われるど派手な演出と204カ国の参加者による巨大なセレモニーだ。17日間に渡り、多くの競技で国ごとに競争した。とても素晴らしい時間だった。小生もこの期間中を夏休みとしてそっくりぶつけてしまうという大胆な(?)試みで、前半はやや欠けたものの、殆どの競技を観戦することができた。専らテレビと付き合った2週間ではあったけど、歓びあり、哀しみあり、愉しい時間を送ることができました。いつもと違う夏休みであったかもしれません。オリンピックに徹底的に浸ってみたという以外には、何もしなかった夏休みでした。だけど、多くのドラマを観ることができ、自分なりに充実感はありました。
 それぞれの競技で一喜一憂した。何が一番感動したかと、月並みなことを挙げてみれば、一番はソフトボールチームの優勝だ。準決勝以降、3試合の激闘は丸2日間集中し、楽しませて貰った。上野投手ほかのチームワークは素晴らしく、清々しい戦いを行なった。二番、三番の順位付けをするのは難しいけど、北島の二冠はじめ男子個人メドレーリレーでの銅メダル、柔道金メダルの石井、内柴、上野、谷本の金メダル、敗れはしたけど谷の銅メダル(判定しだいでは金も)+塚田、中村の健闘、女子レスリングチームのアテネに続く大活躍、男子レスリングの意地をかけた活躍(松永、湯元)、フェンシングの銀メダル太田、メダルには届かなかったけど絶妙のチームワークを見せた女子卓球チームと銅メダルもあと一歩で可能だった男子卓球チーム。オグシオならぬスエマエの大金星。何と言っても、陸上400m男子リレーの80年ぶりフィールド競技でのメダル獲得、マイケル・フェルプスの8冠、ウサイン・ボルト選手のど肝を抜く世界新2冠。なでしこジャパンのベスト4。体操男女の大健闘(内村君の銀)・・・。その外にもメダルには届かなかったけど頑張ったカヌー競技とか水泳種目ほか多数あり。結局、メダルラッシュだったアテネには及ばなかったものの、金9、銀6、銅10の計25のメダルを獲得しました。
 連日、誰かしらがメダルを獲得し、期待されながら敗れていった。ものごとは思ったようにはならない、ということを連日の競技で痛いほど感じた。小生はダイヤモンド社の発行するテレビ・ステーション別冊「北京五輪完全予想」という雑誌を片手に、勝敗を予想しつつ観戦するというスタイルなのだけど、過去の実績やランキング通りには進まない。実はシドニー以降、3大会この雑誌のお世話になっており、これまで十分楽しませて頂いた。かなり正確な予想をされているが、日本チームに関して言うと、若干期待感が混じった甘い予想となっている。
 オリンピックでメダルを獲るか否かで、人生が大きく変わるとも言われている。韓国のように兵役が免除される国もある。一生、生活が保障されるような国もあるという。実力は僅差な闘いのの中で、勝敗が決まっていく。選手にとっては生きるか、死ぬか、過酷な勝負の場に違いない。だけど、観客に過ぎない我々としては、連日誰かがメダルを獲れば、共に歓び、負ければ、共に悔しがる。それはアスリートの皆さんには失礼ながら、我々の人生における、上手く行ったり、行かなかったりを当てはめて考えてしまう。だけど、オリンピック競技から、つくづく”ものごとは思ったようにはならない”ということを納得してしまったのである。