神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

(7)- 不動裕理の思考-

macky-jun2008-07-14

  昨日、札幌国際CCで行われた明治チョコレート・カップ不動裕理が優勝し、今期2勝目、通算44勝となり、生涯獲得賞金はツアー史上初の10億円を突破した。通算44勝は樋口久子の69勝、トウ阿玉(漢字が見つからない。すみません)58勝、大迫たつ子45勝に次ぎ、岡本綾子と並ぶ4位タイである。
 全盛期の年間10勝した時の圧倒的な強さは陰を潜めたが、若手選手が台頭する中で、31歳のこの人の活躍は女子ゴルフの懐の深さを示す上で貴重だ。不動の特徴は地味で謙虚。昨日のコメントでも「試合が増え始めてから、私は試合に出るようになった。いい時にプロになっただけ」と時代に感謝し、岡本綾子と並んだことに「岡本さんは米ツアーでも活躍しており、国内の成績だけでは比較できない」と言い、次の目標は「優勝争いの感覚を忘れないように、できるだけ早くまた上位で戦いたい」と一貫して謙虚なんだ。素晴らしい〜。
 5年連続で賞金女王になった頃(05/3)の不動裕理が話していた新聞の記事が感銘を受ける内容だったので、当時の手帳にメモをしていたのでご紹介したい。
「ゴルフに一番大切なのは自分中心であること。マイペースを保ち、周りに惑わされないことが肝心。そして自分を追いつめず、自分の意志でコントロールできない部分は「しょうがない」と切り捨てる」
 それに対し、当時私の書いたメモが「キャピタリストの世界とゴルフの世界は似ている部分もあり、参考になる。やはり若くても、5年連続で賞金女王になる人は思考も違う」だった。あれだけ謙虚で周りの人に気配りしているのに、試合ではさすが勝負師! 徹底的に自分に集中することが勝つための極意なのだ、と思いました。