神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

(3) -練習について-

macky-jun2008-05-04

  2日前に「やっていなくても、そんなに下手にもならないものだと感心した。」と自分のことをおこがましくもなく書いたが、今日ジムでトレーニングをしていて、そうだこの効果だ、と気が付いた。最近ゴルフはあまりやっていないが、3年半前からジムには熱心に通っている。トレーナーがマシントレーニングのメニューを考えてくれる際に、「どうせならゴルフに関係するメニューを考えてくれ」と注文をつけていたので、自然とゴルフで使う筋肉を鍛えていたのだ。そういえば、腹筋がついたので斜面での難しいショットがちゃんと打てるようになった、とか脚の内側の筋肉を鍛えたので、パットが安定したとか、スイングが崩れなくなったとか、思い当るところは幾つかある。スコアがまとまらないのは、短いアプローチがピタッと寄らない為なので、これは感覚と技の問題で筋肉はあまり関係ないのでしょうがない。また、付け加えれば筋肉トレーニングばかりでなく、エアロビクスやダンスのようなリズム感を養うのもゴルフには大事であると思っている。 
 ということで、連休2日目の今日はゴルフの練習に対する小生なりの考え方を書いてみたい。30年前の19歳の時にゴルフの練習を始めたが、大学浪人をしたので親父が運動不足になるからと、実家の近くにあったICUのゴルフ練習場(現在は野川公園となっており、在りません)に週末毎に連れて行かれた。ドライバーは始めから結構飛ぶのだが、大きく弧を切ってスライスしたボールばかりだった。親父の教え方はあまり上手くなかったので、最初はむしろ混乱した。だけど、先ずは球をたくさん打つことなのだろう。体で感覚を覚えるのが大事だ。野球をやっていたので球に当てて運んで行くイメージは元々知っていたと思う。1年間練習した後に、初めてコースデビューしたので、苦労したのはグリーン周りで行ったり来たりした位でショットはすんなり行ったと記憶している。
 大学時代は数回コースに出たと思うが、山登りばかり熱中しており、あまり真剣にやらなかった。社会人になってからも新人にゴルフをやらせるという慣習のない支店であり、店内コンペにデビューしたのは3年目の頃だった。当時、日軽金の工場跡地にできた打ちっ放し練習場に週末毎に通った。170YDある比較的長めの練習場であり、とにかく強い弾道の球を遠くに、真直ぐ飛ばすことを心がけて打った。この練習方法は今でもよかったと思っている。真直ぐ遠くに飛ぶ球はどこでも通用する。曲がるのを気にせず、まずは遠くに飛ぶ球を打てるようにすることだと思う。歳をとると飛距離は自然と落ちていくので、若いうちに強い球を打てる癖をつけたほうがよい。赴任地の新潟には車で30〜50分で、紫雲寺GCやフォレストGCサンライズGC日本海GCなどのいいコースがいっぱいあった。仲間と早朝ラウンドをしたり、1日に2ラウンドするなんてこともした。とにかく遊ぶには最高の土地だった。
 東京に戻って来てからは、新宿6丁目の新宿文化センター前にあった日本TVゴルフガーデンによく通った。場所柄大都会の真ん中にあるには、まったく相応しくない、巨大なゴルフ練習場で最長180YDのショットを打てた。但し、球代は高くて一打20円とか25円とかしたように憶えている。100YDや120YDのアプローチの距離感もここでの練習の感覚がいまだに残っている。ここには何年間も通ったのだが、数年前に閉鎖し、隣の住宅展示場とともに、巨大なマンション開発用地になっている。芝にあったプリンスゴルフ練習場にもたまに行った。ここは芸能人御用達の練習場で、隣でプロレスラーのY小鉄氏が若いお姉ちゃんと練習していたこともあった。ここも何年か前に閉鎖してしまった。神宮第2球場にもよく行った。野球の無い日は練習場に変わる面白い球場だ。ここは今でも営業をしている。残念ながら、最近近くにあるのは若松河田にあるコーワという鳥籠練習場のみになってしまった。距離は30〜40YDしかないので、弾道しか見ることができない。結局、日テレGGが閉まってから、あまり練習はしなくなった。
 小生はこれまで一度もレッスンプロに習ったことがない。レッスンプロの技術と教え方でもレベルの差がいろいろあり、よくわからない人に自分のフォームをやたらといじられたくないというのが理由だった。そもそもフォームはゴルファーそれぞれ違うものだと思う。人によって体格・筋肉・関節の柔らかさ・骨格すべてが違っている。正しいフォームと決めつけることはできないはずである。そう思っているので、レッスンは受けたことがない。これからもずっと自己流で、思考錯誤しながら自分の年齢に合ったフォームを作っていきたい。
 フォームの分解写真を撮って貰って、診断して貰ったことが一度だけあった。それを参考に、自分でいろいろと工夫して練習を行なった。新潟の練習場打席にはビデオ機が付いていたので、それで徹底的に自分のフォームを撮り、いろいろな角度から研究をしてみた。当時流行ったアル・ゲイバーガーの「Ciber Vision」を観たりもした。レッスンプロにはつかなかったけど、その代り、ゴルフのレッスン本は数えきれないくらい読んだ。これはと言われるものは購入して、研究した。読んだ結果、行きついた結論は「ゴルフは考え方のゲームだ」ということだった。なかなか簡単には言いにくいが、それゆえに大変奥深い、面白さを持ったゲームであるということがわかった。