神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

(2) -道具について-

macky-jun2008-05-03

 ゴルフクラブをはじめ道具については全くと言っていいほど、凝らない方である。30年間もやっているにも関わらず、アイアンセットはこれまで一度替えただけである。始めた当初から10数年間も使っていたUSAハニカム社のスティールアイアンを、重さとシャフトの硬さに年齢と共に体力がついていけなくなり、30代後半にLynksのカーボンシャフトに替えた。だから、今使っているLynksも既に10年以上になる。実は両方とも親父から貰ったモノで、自分で買ったモノではない。
 ウッドは消耗品なので、自分で買い替えているが、今使っているCallaway社のGreat Big Bertha「Hawk Eye」10°のStiffシャフトは8年前の2000年頃に買ったものだ。その前に使っていたTaylor Made社のゴールドシャフト(正式名はTour Preferredだったと思う)9.5°Stiffシャフトはバブル期に流行っていたモノなので、やはり10年以上使っていたことになる。このゴールドシャフトは当時イアン・ウーズナムや尾崎直道が使っていて、小生は早めに購入した方だったが、以降周りの人間もこぞって真似をして購入したので、わが社では小生が流行らせたことになる。Taylor Made社には感謝をして貰いたいものだ。このクラブはスウィートスポットがもの凄く狭くて、扱いも難しいのだけど、まともに当たると驚くような飛距離が出た。たぶん今の力量では使いこなせないと思う。一方、今使っているHawk Eyeはボールをうまく捕らえなくても、そこそこ距離も出て、ちゃんと真っ直ぐ飛んでくれる易しいクラブである。これに替えてから、OBは減ったし、ドライバーでのミスは殆ど無くなった。だけど、球を捕まえた時のガツンという感触と、あの驚くような飛距離は失ってしまった。人並みになってしまった。ゴールドシャフトは右に左にリスクは高かったのだけど、飛距離で他人を驚かせるのが楽しかった。
 バフィーの代わりにTaylor Made社のゴールドシャフトのRaylorを20年来使っている。これは底にレールが走っており、下駄の歯に似ていることから、別名「下駄ばき」ともいう。ラフに強く、深い芝でもレールが滑ってくれる、秘密兵器だ。200Yd飛ばしたいときに使う。また、スプーンはやはり「20年来の古い友人」であるなんとMizunoのパーシモンクラブである。物持ちのいい小生はいったん親しんでしまうと、なかなか「友人」を替え難く、壊れるまでは長いつきあいが続くことになる。以前、練習場でダフって力が入ったのか、クラブが折れて、ドライバーヘッドのみすっ飛んで行ってしまって、恥ずかしい思いをしたことがあった。そのクラブも修理して、再び使った程だ。
 よく楽しそうにクラブの話をして、頻繁に買い替える人がいるが、ゴルフが好きなのか、ゴルフクラブが好きなのかわからない。確かに、今のクラブは素材も格段に進歩し、遥かに扱いやすく、そこそこ距離も出るようになった。Masters会場となるオーガスタ・ナショナルがTiger Woods用にコースを全般に長くしたと言われるが、Jack Nicklausが王座にいた頃とはクラブやボールの性能が格段に変わった。Tiger個人というよりもギアの性能向上がオーガスタにコース変更を迫ったのだと思う。最新のギアを使えば、確かに有利であろう。だけど、小生は敢えて言いたい。クラブよりも自分の技を鍛えるべきだ。小生はギアよりも練習を重視する姿勢でこれまでやってきた。ギアよりも練習の方が、自分のプレイを劇的に変えてくれると未だに信じている頑固者である。
 本当は練習も沢山して、ギアも短いタームで買い替えることが出来れば、スコアアップもし、ゴルフももっと楽しくなるのかもしれない。しかし、狭い家でキャディーバッグを幾つも置いておく余裕はない。やることは他にもたくさんあるし、ゴルフにそんなにお金は使えないのが実情だ。また、本格的に再開した時に考えることにしよう。楽しみは先に取っておこう。