神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

兜町での最後の食い道楽

macky-jun2008-04-10

  今のオフィスもあと2日と迫った今日。残り少ない昼食の機会をということで、O氏の誘いで人形町の「よし梅」という名店に行ってきた。昭和2年創業の江戸情緒あふれる魚河岸割烹の老舗である。かつて芸者の置屋であった建物は、芳町花柳界の風情を色濃く残している洒落た造りだ。
  11:30過ぎだったが一番乗りできた。程なく、客が沢山押し寄せ、直ぐに満席になった。昼のメニューは豊富で、刺身、焼き物、天丼、雑炊と10品目以上あった。どれも900〜1,500円。夜行くと、一桁違うプライスらしい。釣りが好きなO氏は鰺のたたき定食、精力あふれるI氏は天丼、一番若いのに疲れ気味の小生はえび雑炊を頼んだ。3月まではカキ雑炊が大変美味だったらしい。夜はねぎま鍋(鮪のトロやカマの鍋)が食べられる希少な店である。
 土鍋で出てきたえび雑炊は熱々で、えびはたっぷり、食べていると汗が止まらなかった。新陳代謝がいい、胃が弱っている時には最高の食べ物だろう。もっと早く知りたかった。兜町を去る前の日に知るなんて、残念で堪らない。ので、また用事を作って、「よし梅」でランチを食べたい。これで、900円はとても安い。O氏とI氏もそれぞれ1,000円だった。
 この界隈はこういった風情のある、中身の濃い名店がたくさんある。にもかかわらず、5年も居たけど、日々の仕事に追いまくられ、あまり「食」を楽しむということを疎かにしてきたようだ。専ら、職場の近辺で済ますことが多かった。よく行った店は、洋食屋「たいめいけん」、ステーキ屋「バンボりーナ」、インドカレー屋「サナン」、イタリアン「テスタロッサ」、和定食屋の「秋葉」「能登」「入船」、ちらし寿司の「八仙」、中華料理の「古寿茂」「正香園」、ラーメン屋「じゃんがら」、京都銀閣の「ますたに」、鳥の唐揚げ「宮川」、鳥鍋「鳥徳」、うなぎ「松よし」・・・だ。
 時間が無い時は「すまる亭」という静岡の立ち食いソバやの支店が茅場町にあって、便利でとても美味しかった。小生は仕事が煮詰まった時に一人で行くことが多かったけど、いつも二色そばかうどんを食べることが多かった。しらすと静岡由比の名産桜エビの揚げたものを散らして乗せたもので、他で食べれないものだった。ほんのり甘い汁がたいへん美味だった。東京の立ち食いソバランキングで確かトップ3内にランクされていたと思う。ちなみに都内ではここ茅場町店のみなのでご用心。
 だけど、いい加減に近場で済ましてきたと書いたけど、あらためてこう書いていくと、凄い店のオンパレードだということに気づいたね。如何に昼飯に恵まれていたかと、思います。新橋の昼食事情はどうでしょうか。