神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

新人たち

macky-jun2008-04-01

 今日は新年度スタートの日。至る所で新人と思しき若者達に出会った。朝、駅で地図を見ながら、焦っている新人。昼間、先輩に引率され、移動する新人の集団。どいつもこいつも、社会人としてはぎこちない動作、あか抜けないスーツの着こなし。はっきりと今日から社会人になったばかりと、わかってしまう新人たち。
 自分も26年前、大手町の本店で頭取から発令を受け、大会議室で入行式の訓話を聞いた。翌日から10日間、新人研修が始まり、初めての赴任地である新潟に多くの同期の見送りを受け、T君と共に旅立った。知らない土地と、初めての仕事に、不安な気持ちを抱きつつ、在来線の「とき」に乗り込んだ。まだ、上越新幹線さえ無かった時代だ。群馬を越え、トンネルを抜けるとそこは川端康成の雪国だった。銀行員としての新人1年生の生活が始まった。
 新人達を見て、とってもいとおしい気持ちになった。心の中で思わずエールを送った。