神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

信州温泉と山旅

macky-jun2009-11-08

 先程、長野から帰ってきました。早朝6:30に上野で朝一番の長野新幹線あさま501号に乗り、7:41には佐久平に到着。駅でレンタカー(7人乗りのストリーム)を借り、高峰温泉まで約1時間。あさま2000というスキー場のある場所で、2年前の夏に黒斑山に登った。この日は標高2202mの水ノ塔山、2227mの篭ノ登山を登る。高峰温泉が既にが2000mの地点にあるので、コースタイム4時間ながら、楽々コースだった。9時にスタートし、水ノ塔山を経て、篭ノ登山に達したのは10:50だった。あとはなだらかな下りで、池の平湿原という池塘や草原の拡がる木道を歩く。
 11月というのに天気は快晴、温かく、風もない。山頂からは360°のパノラマが素晴らしく、南北アルプス八ヶ岳浅間山、遠くに富士山も望めた。無名な山は周りには山のスターともいうべき、有名な連山が並び、贅沢な気分を味わえる。体力的には楽ちんで、景色は一級品を愉しめる、これこそ無名山登山の醍醐味と思った。枯葉の落ちた柔らかい道を踏みしめながら、昔の仲間と愉快に和やかに歩む、何とも幸せな気分を感じられる時間だった。久しぶりに自然の中に入ると、自分自身が再生されていく実感がする。カラマツ林を歩き、都会生活で疲れた体や頭が解放されていく。首や肩のコリもほぐれてくるようだ。
 登山後は麓の「ランプの湯」高峰温泉に入る。小ぶりな浴槽であるが、ぬるい源泉浴槽と加熱浴槽が並ぶ。前に行ったときは交互に何度も入ったが、この日は混んでいた為、あまりゆっくりは出来なかった。途中、Juscoに寄り、晩飯の買い出しをする。焼き肉、おでん、焼き鳥、餃子・・・とたっぷりと買い込んだ。湯田中にあるO君の勤めるN放送局の保養所となっているリゾートマンションが宿泊場所だ。日本シリーズを観ながら、宴会は始まる。途中、また温泉に入り、みんながそれぞれ持ち寄った酒を飲んだ。私はいつしか幸せにも寝入ってしまった。
 翌日は地獄谷野猿公苑に行った。駐車場から山道を30分程歩くと、たくさんの猿が歓迎してくれる。18年前にまだ小さい息子と娘を連れて、家族で行ったことがあった。猿が温泉につかることでも有名な所で、外人観光客も多かった。渋温泉というこじんまりとした遥か昔(行基上人開祖)からある温泉街に行き、渋大湯に入る。石畳の鄙びた温泉街だ。土産に温泉まんじゅうを買う。この後、先に帰るA先輩とO君とは湯田中駅で別れ、北国街道海野宿に向かう。
 中山道北陸道を結ぶ街道の宿場町であり、今も当時の歴史的な街並みが残ることで有名な場所である。福嶋屋という立派な屋敷で、ひんやりとした手打ちそばとおはぎのセットを食べる。漬物も美味しかった。街並みを歩き、資料館に入る。江戸時代は伝馬屋敷59軒、旅籠屋23軒もあり、大変賑わったようだが、明治時代に入り、宿場の機能は失われ、宿場時代の広い部屋を利用し、養蚕業に活路を見いだす。こうした歴史を感じさせてくれる街並みだった。
 楽しい山・温泉・街道の旅も終わり、16:13の新幹線で一路東京へ。