神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

負けっぷりの悪さに?

macky-jun2009-10-10

 今日は体育の日。台風が過ぎたのは2日前であるが、東京の空は澄みきっている。そんな爽快な青空を眺めながら、45年前に東京オリンピックが開幕したことを想った。10/10からのこの季節は一年で天候が最も安定しているらしい。夏開催が一般的となった五輪であるが、当時はこのいい季節に開催されたのだった。
 東京での二度目の開催とはならなかったが、リオデジャネイロに決まって良かったのではないかと思っている。南米初の開催で、治安やインフラの問題とかが懸念されたが、五輪をきっかけに違うステージに登ることができる。45年前の日本もまったく同じだった。ブラジルは日本人移民を積極的に受け入れた国として、日本とも大変馴染みの深い国だ。
 オリンピック招致委員長であった石原都知事が「開催国決定には目には見えない政治的な動きがあった」と発言し、ブラジルからの猛烈な抗議を受けている。どうも負け惜しみとしか言えないこの発言に、またこの人らしい発言だなと思ってしまった。三国人発言とか、ばばあ発言、フランス人は数が数えられない発言・・・この人の舌禍問題は数多くある。東京都役人のトップにいるという自覚よりも、作家としての面白発言の方に行ってしまうようだ。招致スピーチは大変堂々として立派だった閣下だが、その後の負けっぷりがよくない。負けた後は、本音の気持ちは兎も角、相手を讃えるくらいの大人としての余裕が欲しかった。まあ、毎度、話題を提供してくれるのは結構だが、いつまでも「太陽の季節」で心が青年のままでは困るだろう。