神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

staycationのすすめ

macky-jun2009-08-11

夏本番である。お盆を迎え、この1,2週間が夏休みのピークではないだろうか。今年の夏休みは、しかしながら、海外やリゾートに出かける人は少ないと言われている。折からの景気の影響による節約志向と、この9月は大型連休を控えていることも大きいのだが、遠出することなく、身近な場所で手軽に、しかも時間的にも余裕を持った楽しみ方を嗜好する人々が増えている。
 新しいニューヨーカーのスタイルは、マンハッタンを眺めながら、ハドソン川岸辺りに設けられた一角でリゾート気分を味わう、ことだという。これを「staycation:ステイケーション」と言う。「vacation」とは米国的な行楽・保養の様式であるが、いかにも新語好きなアメリカンが捻り出した言葉であり、これは「ステイ・ホーム・バケーション」から造られた。
 住まいや職場などの日常的な場所周辺で、休暇を楽しむ、という意味のようだ。地域の公園、美術館、コンサートホール、劇場、はたまた居心地のいいレストランやワインバーといった、身近な場所で、お手軽に愉しむことを指す。日本でいう「安・近・短」にとても似た考え方だ。
 私のこの夏のスタイルも、まさに「staycation」で決めようと思う。しかし、私の場合は単に財布の中身が乏しいからなのだが・・・。カウアイ島のプールサイドでサマーセット・モームを読みながら、寝そべったこともあった。リゾート気分は気持である。都会の中に在って、森林を、高原を、海辺を感じることはできる。