神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

たまには中華料理屋で一杯

macky-jun2009-07-08

朝早く起き、シャワーを浴び、書いている。昨晩(7/8)は職場の先輩2人のMさんと3人で飲みに行った。連れていってくれたのは、九段下で降り、グランドパレス対面手前の通りを入った所にある、中華料理屋「鈴芳(れいほう)」である。http://r.gnavi.co.jp/e359600/外から見ても、店内の様子も、何処にでもある街の中華料理屋さんだ。Mさんが九段支店で新人だった頃、新規開拓した第一号のお客さんだったらしい。以来、義理堅く30年、一月と置かずに通い続けておられるらしい。新人の時の仕事というのはいつまで経っても覚えているものだし、まして新規第一号ともなれば尚更であろう。
 つきだしで出されたザーサイ・焼き豚・キャベツの千切りをつまみに、生ビールで乾杯。Mさんお薦めの焼き餃子、マーボー豆腐、キクラゲと卵の炒めものが、次々と出され、美味しかった。直ぐに、紹興酒の熱燗に移り、宴はのってくる。
 店の壁に古い色紙が3枚あった。1980/4/14の坂本九柏木由紀子夫妻の色紙だった。あの日航機事故・御巣鷹山の不幸で坂本九さんが亡くなったのが1985/8の暑い日だった。わずか5年前のサインだった。もう一枚が、面白い色紙で、大岡昇平「レイテ戦記」P.520に続き、ご本人のサインがある。靖国神社に毎年参拝に来ていたある老人のサインだ。その方は、上記小説に登場する生き残りの一人とのこと。生き残られたということは何かある、と御主人は思い、大事に飾ってあるとのこと。この「鈴芳(れいほう)」もMさんが出店資金を出してから30年間、厳しい外食業界でしっかりと生き残っている。それから、19歳の頃の大竹しのぶのサインもあったけど、汚れてしまったので引っ込めてしまったらしい。「今をときめく、大竹しのぶの19歳というのはとっても価値がありますよ。是非、飾るべきです。」とお節介をした。
 「童子鶏の紅焼」というご主人が、特別に用意してくれた一品が出てくる。2日間も醤油で煮込んだ鶏で、丸焼きをナイフで削ぎながら食べる。柔らかく、ジューシーでサッパリしている。準備に時間がかかるので、メニューには載っていないのだが、予約してくれれば出して貰えるらしい。Mさんへの感謝の気持ちが籠った一品であろう。
 ところで、ここのメニューはとても安く、つまみが250円、350円、450円、その他と並んでいる。ラーメンは450円であった。昼の定食は700円台。結局、この日はサービスがあったりで、たらふく食べ、しっかり飲んで一人2,600円の割り勘という安さだった。居酒屋ではなく、たまには中華料理屋で一杯、いいものですぞ!