神楽坂のキャリアコンサルタント

永らく「神楽坂のキャピタリスト」のタイトルで発信をして参りましたが、この度タイトル名の変更を致しました。

若者へのメッセージ

macky-jun2011-06-21

 先日、若い人たちの前で話す機会があった。それも高校を出たばっかりの大学一年生、二百数十人に対してだった。自分の子供よりも若い世代。いったい何を考えているのか、よくわからない。
 今の学生は出席を取られるので出席率は極めていい。この日も階段教室にギッシリと集まっていた。我々が学生時代は授業にはあまり出なかった。出席しても寝ていることさえあった。今から思えば、とても不真面目な学生だった。そんな奴が今、学生の前で話をしているのだから、不思議なものである。
 事前には聞かされていたが、この日も始まりから、机に突っ伏して寝ている不届き者がいた(最初から寝ているので俺のせいではない)。途中退席する者もいた。後ろの方では話をしている者もいた。自分の話で聴衆を惹きつけられなかったと残念な気持ちだった。しかし、よくよく眺めてみると、前の方の座席では食い入る様に熱中して聴いてくれている子供たちもいる。
 集まった感想アンケートを一つ一つ読むと、授業中の表面に現れた反応とは違うことが書かれていた。意外にしっかりと聴いていて、しっかりとした感想が書いてあった。とても嬉しかった。全てには私のメッセージは届かなかったかもしれない。しかし、何分の一かの子供たちには届いたようだ。やっぱり、若者に何かを伝える、教える仕事というのは素晴らしいなと再認識した。